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土曜日, 9月 30, 2006

キシリトール

人工甘味料キシリトール。
ガムに使われたことで一躍有名になったキシリトールは、植物などから採れる天然の甘味料の一つです。多くの樹木や野菜、果実などに含まれ、たとえばイエロープラムには100gあたり935mg、いちごには100gあたり362mg、そのほかカリフラワーやラズベリー、レタスやほうれん草、タマネギ、にんじん、バナナなど、ごくふつうの野菜や果実の中に存在しています。ただしキシリトールは、日本語で「木糖」と書かれるように、工業的には白樺や樫などの樹木から抽出されます。

キシリトールは、砂糖と同程度の甘みをもちながらカロリーは砂糖の75%という低カロリーの甘味料で、その安全性はFAO(国際食料農業機構)やWHO(世界保健機構)によって保証されています。また構造的には、唯一の5単糖の糖アルコールで、乳酸などに分解されにくいという性質をもっています。そしてこの性質こそが、実はキシリトールがガムに利用されている大きな理由なのです。

食品添加物としての安全性が保証されているキシリトールですが、大量に食べるとお腹が緩くなることがあります。ただしこれはキシリトールだけでなく、糖アルコール類全般に起こる症状です。
一般に糖アルコール類は消化がゆっくりであるため、そのままの形で腸に送られます。そして腸内での濃度が高くなると、それを薄めようとして水分が腸内に過剰に出されるために下痢となるのです。
とはいえこうしたことは、大量に摂取しなければ起きません。そのためふつうに野菜や果物を食べている限り心配することはなく、ましてガムに添加されている量は少ないため、何十粒もいっぺんに食べなければ、これも心配する必要はありません。

わが国でキシリトールガムは、健康機能食品(特定保険用食品)として認可されています。